4年目となる2025年の太陽光発電・年間実績を公開します。

2025年は発電量こそ過去4年で最低水準となりましたが、自家消費率が55%と過去最高を更新。そして節約効果は前年(2024年)をわずかに上回る103,034円という、少し不思議な結果になりました。その理由と、4年間の変化を数字とグラフでまとめています。

過去の実績記事はこちら:2022年版2023年版2024年版

我が家の太陽光発電システムの仕様

システム構成は導入時から変更なしです。

項目 内容
メーカー シャープ
タイプ 屋根置き型
発電容量 3.26kW
設置場所 南側屋根のみ
立地 愛知県(東海地方・日照条件に恵まれた地域)

2025年の年間発電量

実績:3,962kWh(年間平均値比 −184kWh)

2025年の年間発電量は3,962kWhでした。

過去の実績をもとにした年間平均発電量(約4,146kWh)を184kWh・約4%下回り、2024年(3,995kWh)とほぼ同水準ながらわずかに少ない結果となりました。春と夏に明るい話題がある一方で、10月の日照不足が足を引っ張りました。

月別発電量

発電量(kWh) 自家消費(kWh) 売電(kWh) 自家消費率
1月 315 185 130 59%
2月 324 152 172 47%
3月 331 141 190 43%
4月 396 179 217 45%
5月 341 170 171 50%
6月 332 182 150 55%
7月 414 272 142 66%
8月 390 287 103 74%
9月 327 192 135 59%
10月 233 120 113 52%
11月 282 138 144 49%
12月 277 173 104 62%
合計 3,962 2,191 1,771 55%

注目月が2つあります。

まず4月の396kWhは過去4年で最高のApril記録です(2022年:380、2023年:388、2024年:341)。2025年の春は愛知県でも晴天が続く日が多く、春の発電量を大きく押し上げました。

一方で10月の233kWhは、前年(2024年:269kWh)をさらに下回り、過去4年で最低の10月となりました。2024〜2025年と2年連続で10月の発電量が低迷しており、秋の日照不足が年間発電量の足を引っ張るパターンが定着しつつあります。

自家消費と売電の内訳

区分 電力量 割合
自家消費 2,191kWh 約55%
売電 1,771kWh 約45%

自家消費率55%は、2024年の52%から3ポイント上昇し過去4年で最高値を更新しました。特に夏〜冬は自家消費率が高く、8月は74%、12月には62%に達しています。

2024年途中から妻が育児のため在宅時間が増えましたが、2025年はその状況が継続。昼間の電力消費が高い状態が1年を通して続いたことが、自家消費率のさらなる上昇につながりました。太陽光が最もよく発電する昼間に家族が在宅しているという環境が、我が家の太陽光を最大限に活かしています。

2025年の経済効果:節約額103,034円

  • 買電単価:31.67円/kWh(年間平均)
  • 売電単価:19円/kWh(固定価格買取制度・FIT)

2025年の電気代節約効果は103,034円。発電量が前年より33kWh少なかったにもかかわらず、節約額は前年(102,331円)を703円上回りました。

理由はシンプルです。売電単価(19円)より買電単価(31.67円)のほうが高いため、1kWhを「売る」より「使う」ほうが12.67円お得です。2025年は自家消費が前年より105kWh増えたことで、発電量の減少分を補って余りあるプラスになりました。

2022〜2025年の4年間比較・考察

4年間のまとめ

項目 2022年 2023年 2024年 2025年
年間発電量 4,307kWh 4,350kWh 3,995kWh 3,962kWh
自家消費量 1,589kWh 1,822kWh 2,086kWh 2,191kWh
売電量 2,718kWh 2,528kWh 1,909kWh 1,771kWh
自家消費率 37% 42% 52% 55%
節約効果 108,866円 105,731円 102,331円 103,034円

発電量の変化:愛知県の気象と4年間のパターン

4年間の発電量を振り返ると、2022〜2023年は4,300kWh台と好調だったものの、2024〜2025年は3,900kWh台にやや落ち込んでいます。

愛知県の日照特性を踏まえると、梅雨の長短と秋の天候が年間発電量を左右する最大の要因であることが4年間のデータから見えてきます。

  • 6月(梅雨):2022年が最多(392kWh)、2023年が最少(312kWh)、2024〜2025年は330〜350kWh台で安定
  • 7月(猛暑):2023年が飛び抜けて多い(432kWh)。記録的猛暑の年は発電量が急増する
  • 10月(秋晴れ):2022年334・2023年367と安定していたが、2024年269・2025年233と2年連続で急減。近年の秋の日照不足が気になるところ

特に10月の連続低迷は今後も続くかもしれません。愛知県では近年、秋の長雨や曇天が増える傾向も見られており、気候変動が発電パターンに影響を与え始めている可能性があります。

自家消費率の上昇:発電量減でも節約効果が底堅い理由

4年間で最も際立つ変化が、自家消費率の一貫した上昇(37% → 42% → 52% → 55%)です。

2022〜2023年は共働き世帯として日中の在宅が少なく、発電した電力の多くを売電に回していました。2024年に妻が妊娠・育児で在宅するようになったことで自家消費率が一気に52%へ跳ね上がり、2025年もその状況が継続して55%を記録しました。

この変化は節約効果の面でも重要です。買電単価(31.67円)は売電単価(19円)の1.67倍あるため、自家消費が増えるほど1kWh当たりの節約効率が上がります。発電量が最多だった2022年の節約効果108,866円と、最少水準の2025年103,034円の差がわずか約6,000円にとどまっているのは、まさにこの”使いこなし力”の向上のおかげです。

4年間の累計節約効果と投資回収

4年間の節約効果を合算すると累計419,962円となりました。導入費用(約73万円)に対する回収率は約57%に達しており、このペースで行けばあと3〜4年で初期投資を完全に回収できる見込みです。

まとめ:4年間の太陽光発電、これからの展望

  • 年間発電量:3,962kWh(4年間で最少、ただし前年比 −33kWhと微減)
  • 自家消費:2,191kWh / 売電:1,771kWh
  • 自家消費率:55%(4年連続で過去最高を更新)
  • 節約効果:103,034円(前年比 +703円、発電減でも節約増)
  • 4年間累計節約:419,962円/投資回収率 約57%

発電量だけ見ると「やや不調」な2025年でしたが、電気の使い方の観点では4年間で最も効率よく太陽光を活用できた年でした。自家消費率の向上という形で、子供の誕生という家族の変化が太陽光の経済効果を支えてくれています。

今後の課題として、秋(特に10月)の発電量の落ち込みへの対応と、蓄電池導入による夜間の自家消費拡大を引き続き検討していきます。蓄電池があれば、昼間の余剰電力を夜間に回せるため、自家消費率70〜80%も現実的な数字になってきます。

来年以降もデータを積み上げて、引き続き実績を公開していきますのでぜひ参考にしてみてください。