家づくりの打ち合わせで、意外と早足に決まりがちなのがお風呂・浴室です。「カタログから選ぶだけ」で済ませてしまうと、入居後に「ここ、変えとけばよかった」と感じることが本当に多い場所でもあります。

この記事では、5年住んでわかった浴室で後悔しないためのサイズ・素材・オプションを完全ガイドします。

1. 浴室サイズ|1坪 vs 1.25坪 vs 1.5坪

浴室選びでまず悩むのが、サイズです。一般的な選択肢は以下の3つです。

  • 1坪(1616):最も標準的。コスパ重視ならここ
  • 1.25坪(1620):洗い場が広く、子どもとの入浴に余裕
  • 1.5坪(1818):浴槽もゆったり。半身浴・足を伸ばせる

個人的には、1.25坪がベストだと思っています。特に子育て世代なら1.25坪以上を強くおすすめします。

1坪だと両手を伸ばすと左右の壁に手が届くほどのサイズで、やや圧迫感を感じます。特に「子どもと並んで体を洗う」場面を想像すると、1坪は明らかに手狭です。

一方、家の広さに余裕があれば1.5坪にする選択肢もありますが、その分だけ掃除の手間が増えたり、浴槽に張るお湯の量が多くなったり、冬場に寒さを感じやすくなるといった側面もあるため、注意が必要です。

2. 浴槽の素材|FRP vs 人工大理石

浴槽の素材は、主に以下の3種類から選ぶことになります。

  • FRP浴槽:標準・軽量・安価。多くの家で採用
  • 人工大理石浴槽:高級感・保温性◎・価格は+10〜20万円
  • ホーロー浴槽:耐久性最強だが重く高価

おすすめは人工大理石です。お湯の冷めにくさと見た目の高級感は、満足度の高いポイントです。毎日使うものなので、ここへの投資は後悔しにくいと感じています。

ただ、お風呂にそこまでこだわりがない方はFRP浴槽でも十分です。機能的には必要なものが揃っており、コストを抑えたい場合の有力な選択肢になります。

3. 床の素材|カラリ床・ほっカラリ床

最近の主流はTOTOの「ほっカラリ床」やLIXILの「キレイサーモフロア」など、断熱材付きのクッション性床です。主なメリットは以下のとおりです。

  • 冬場でもヒヤッとしにくい
  • 翌朝には乾いている
  • クッション性で転倒リスク低減

実際に使ってみると、冬場でもタイル床のような冷たさはなく、快適です。またツルツルしていないので転倒リスクが低い点も安心感があります。

一方で、意外と汚れがつきやすいと感じています。洗剤が残りやすく、それが汚れの原因になっているようで、入浴後は意識して床全体を流すようにしています。

4. 鏡・カウンター|「なし」も選択肢

最近のトレンドは「鏡・カウンターを付けない」という選択です。鏡やカウンターがあると隙間の掃除が届きにくく、水垢・ウロコがつきやすくなります。また、カビが発生しやすい点でも衛生面が気になります。

実は、ユニットバスの壁は磁石がつくタイプが多く、マグネット付きの鏡や棚などの後付け用品もニトリなどで多数販売されています。我が家もカウンターを早々に撤去してマグネット式の棚に切り替えたところ、掃除が劇的に楽になりました。最初から「なし」にしておけばよかったと思っています。

5. 浴室乾燥・暖房|冬場の必需品

浴室乾燥機は、冬場の必需品です。入浴前にスイッチを入れておくだけで、寒さをほぼゼロにできます。断熱性能の高い家でも、冬場のお風呂はどうしても冷えますので、あって損はありません。

また、衣類乾燥のサブ用途にもなるため、意外と1年中活躍します。ただし、メイン衣類乾燥機としては力不足なので、乾太くんやドラム式との併用がおすすめです。

  • ガス温水式:暖房力◎・電気式より暖まりが早い
  • 電気式:後付けしやすい・光熱費はやや高め
  • 換気+衣類乾燥のサブ用途にも対応

6. オプション|つけてよかった・いらなかった

実際に5年住んで感じた、オプション選びのリアルな評価です。

つけてよかったもの

  • 手すり兼用シャワーフック:転倒防止になるうえ見た目もすっきり
  • 開き戸:ホテルのような高級感があり、可動部が少なく掃除が楽
  • 自動洗浄浴槽(おそうじ浴槽):スイッチ一つで浴槽を自動洗浄。日々の掃除が劇的に楽になります

逆にいらなかったもの

  • 止水機能付きシャワーヘッド:入居後に妻がミラブルのシャワーヘッドに交換してしまい、結局使わず
  • 色の濃いアクセントパネル:水垢がとにかく目立ちます。浴槽をブラックにしなくて本当によかったと思っています…
  • お風呂のフタ:我が家ではほとんど使わず、置き場にも困っています

まとめ|浴室は「サイズ>素材>オプション」

予算配分で迷ったら、サイズ→素材→オプションの順で投資するのがおすすめです。サイズは後から変えられませんが、オプションは後付けできるものも多くあります。

毎日使う場所だからこそ、後悔のない選択をしてほしいと思います。私自身、なんだかんだ毎日のバスタイムが楽しみの一つになっています。皆様の家づくりがより良いものになるよう願っております。


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