ドラム式洗濯機は10年が買い替え時?故障が連鎖した実体験から学んだこと
洗濯物が乾かない。乾燥時間がどんどん長くなる。修理をしたのに、今度は別の場所が壊れる——。私は約10年使ったドラム式洗濯乾燥機で、まさにこの状況を経験しました。
最初は「修理すればまだ使える」と思っていましたが、結果的には故障が次々と起こり、買い替えを決断することになりました。この記事では、実際に我が家で起きた故障の流れと、そこから学んだことをまとめます。「乾かなくなってきた」「修理か買い替えか迷っている」「10年前後使っている」という方の判断材料になればうれしいです。
~この記事の内容~
我が家の洗濯機と使い方
まずは前提となる使用状況です。
- 購入から約10年(パナソニックのドラム式洗濯乾燥機)
- 毎日1〜2回使用
- 子どもがいる4人家族
- 洗濯から乾燥まで毎日使う
一般的な家庭よりも乾燥機能の使用頻度は高めだったと思います。そのぶんヒートポンプなどの部品には、それなりの負荷がかかっていたはずです。使用頻度や環境によって寿命は変わるので、「10年で必ず壊れる」という話ではない点は先にお断りしておきます。
最初の異変は「乾かない」だった

始まりは「なんとなく乾燥時間が長くなったな」という程度でした。それが次第に、以前は2時間ほどで乾いていた洗濯物が生乾きになる、タオルが湿ったまま残る、追加乾燥が必要になる——という状態に変わっていきました。
当初はフィルターの詰まりや排水の不良、洗濯物の入れすぎを疑い、掃除やドラム内の量の見直しをしましたが、改善しませんでした。このあたりの症状の見分け方は、次回の記事(乾燥時間が長くなったら危険?ヒートポンプ故障のサイン)で詳しく書きます。
ヒートポンプを交換した
メーカーに修理を依頼した結果、診断は「ヒートポンプの不具合」でした。修理費用は決して安くありませんでしたが、「これであと数年使えるなら」と考えて修理をお願いしました。当時は「一番大きな故障を直したから、これで安心」と思っていました。
このときの修理費は、部品代・技術料・出張料を合わせて46,860円(税込)でした。さらに後から思えば、同じヒートポンプの故障は2024年にも起きており、約2年で再発したことになります。当時は「大きい部品を替えたから、これでしばらく安心」と思っていましたが、この再発が、のちの買い替え判断の伏線になりました。
修理して安心、ではなかった
ところが修理後まもなく、今度は別の異変が起こります。すすぎや脱水のタイミングでの水漏れ、そしてヒートポンプ修理からわずか1週間後、今度は電源基盤が故障し、電源が入らなくなりました。この基盤修理にも約25,000円。ヒートポンプの46,860円と合わせ、約1週間で合計およそ7.2万円を修理につぎ込んだことになります。
「修理したばかりなのに、まさか」というのが正直な気持ちでした。ヒートポンプの修理代を払った直後だっただけに、ショックも大きかったです。
一つ直すと、次が壊れる理由
このとき初めて気付いたことがあります。それは、10年使った洗濯機は、ヒートポンプだけが古くなっているわけではないということです。
給水弁、排水ポンプ、電子基板、モーター、各種センサー、ゴムホース——これらもすべて、同じ10年間働き続けています。一つの部品が寿命を迎える頃には、他の部品も同じように寿命が近づいている可能性が高いわけです。
すべての洗濯機で故障が連鎖するとは限りません。ただ、長年使った家電で複数の部品が同時期に劣化していること自体は、珍しい話ではないようです。
データで見ても「約10年・理由は故障」が買い替えの中心
あとから調べて納得したのですが、内閣府の「消費動向調査」によると、洗濯機を買い替えた世帯の平均使用年数は約10年、買い替え理由の7割以上が「故障」となっています。我が家の「10年目に故障が重なって買い替え」は、統計的にも典型的なパターンだったようです。
また、メーカーが修理用の部品を保有する期間は、製造終了から6〜7年程度が目安とされています。年数が経つほど「直したくても部品がない」という事態も起こりやすくなります。
修理を続けるか、買い替えるか
ここで考えたのが「また修理するか、それとも買い替えるか」でした。
修理を選べばまた数万円かかり、その後さらに別の部品が壊れる可能性も残ります。一方で新品なら、メーカー保証も延長保証も付けられて、省エネ性能や乾燥性能も10年分進化しています。家族4人で毎日使う家電だからこそ、「安心して使えること」自体が大きな価値だと感じました。
修理費と買い替え費用の具体的な比較は、修理と買い替えどちらがお得か、実際に修理した私の比較記事にまとめています。
私が買い替えを選んだ理由
最終的な決め手は、「これ以上修理費を積み重ねても、安心して長く使える保証はない」と思ったことです。
修理が悪いわけではありません。購入から数年なら、修理のほうが経済的なケースも多いはずです。ただ、約10年使った洗濯機だと、直しても「次はどこが壊れるだろう」という不安を抱えたまま使い続けることになります。私にとっては、その不安を解消できることも買い替えの理由になりました。
この経験から学んだ3つのこと
乾燥性能の低下は寿命のサインかもしれない
乾燥時間が長くなったり生乾きが増えたりしたら、フィルターの汚れだけでなく、部品の劣化も疑ってみる価値があります。
10年前後では「修理と買い替え」を並べて比較する
修理費の金額だけを見るのではなく、使用年数・今後の故障リスク・保証・電気代まで含めて考えることが大切です。
毎日使う家電だからこそ「安心」も価値
洗濯機は壊れると生活への影響がとても大きい家電です。修理費の損得だけでなく、「この先数年、安心して使えるか」という視点も判断材料になると感じました。
まとめ|故障ひとつだけを見て判断しない
この経験から「10年使ったら必ず買い替えるべき」と言うつもりはありません。ただ我が家の場合は、ヒートポンプを修理した直後に別の不具合が続き、結果として買い替えることになりました。
長年使った家電では、目の前の故障ひとつだけを見て判断するのではなく、全体の状態や今後の故障リスクまで含めて考えることが大切——というのが、授業料を払って学んだ実感です。これから修理を依頼しようか迷っている方は、修理費だけでなく、使用年数やこの先の使い方も含めて検討してみてください。
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