こんにちは、ぴーぴーまんです。
今回は、トヨタホームのいまいちポイントというテーマで私の私見をお伝えしたいと思います。
私は2021年にトヨタホームで家を建てており、実際に住んでみた上での感想になりますので、いまトヨタホームの家を検討されている方には参考になるかと思いますので、是非読んでいってください。
それでは早速、本題にいってみたいと思います。
◆トヨタホームのいまいちポイント
①断熱、気密性能がいまいち
1つ目のいまいちポイントは断熱・気密性能がいまいちなところです。
断熱性能についてはこちらのグラフをご覧ください。
私がインターネットの情報を元に各ハウスメーカのUA値をグラフ化したものです。
(もしかしたら一部間違っている点もあるかも分かりませんので、あくまで参考として見てください)
UA値とは断熱性能を示す指標で、値が低いほうが高断熱ということになります。
気になるトヨタホームのUA値は0.7と、最近の家としては平均よりやや下の位置付けになります。
単純比較はできませんが、イメージとしてはUA値:0.25の一条工務店と比較すると3倍、熱が逃げやすいということなので、1部屋だけ空調する場合であればそこまで大きな差にななりませんが、全館空調のような家全体を空調する場合は結構大きな差になるので注意が必要です。
ちなみに昔の家のUA値は1.5程度だそうなので、そこと比較すれば全然良いですけどね。
次にトヨタホームの気密性能についてですが、こちらも恐らく良くはなさそうです。
トヨタホームの壁内は通気のために外気が通るのですが、その外気がコンセントや分電盤などを通じて室内に流入してきます。
画像出典:https://www.toyotahome.co.jp/
具体的な性能値は分かりませんが、実際、分電盤を開けて開口部に手をかざすと結構、気流を感じます。
我が家の分電盤は洗面室に設置したのですが、冬場の風呂上がりなどは特に寒さを感じ、
設置位置をミスったかなぁと若干後悔しています。
断熱性能や気密性能が低いと、家内の温度差によるストレスや、冷暖房費が嵩む原因になったりしますので、そういった意味でいまいちポイントとさせていただきました。
②外観デザインの自由度が低い
2つ目のいまいちポイントは、家の外観デザインの自由度に制限があることです。
トヨタホームはユニット工法といって、工場でユニットごとに生産して、現地で組み立てる施工方法を採用している会社です。
画像出典:https://www.toyotahome.co.jp/
そのため、家の外観はユニットの組み合わせによって決まりますので、どうしても角ばった箱っぽい形状になってしまい、どの家も似たような外観になります。
オリジナルを出せるのが注文住宅の魅力の一つですので、デザインに制約が出てしまうのは少し残念ですね。
画像出典:https://www.housenews.jp/house/16841
また見た目の問題だけでなく、ユニットの大きさも決まっているため例えば敷地の形状に沿って家のサイズを細かく調整することは苦手ですし、工場から現地へはトラックで運びますので、トラックが入れないような場所にも建築はできません。
見た目だけでなく、建築場所にも制限が出てしまう点は、トヨタホームのマイナスポイントと言えそうです。
ただしこれらのデメリットは、トヨタホームの主力工法であるユニット工法の場合のみです。
トヨタホームでは、いわゆる普通の軽量鉄骨住宅の工法である、鉄骨軸組工法も選択することができます。
鉄骨軸組工法では下の写真のようなカーブした外壁も可能で、先ほど述べたユニット工法のデメリットはほぼなくなりますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。
画像出典:https://www.housenews.jp/house/16841
③設備の選択自由度が低い
3つ目のいまいちポイントも、工場生産だからこそなのかもしれません。
契約時に渡されたカタログの中から仕様を選んでいくのですが、その種類がいまいち少ないような気がします。
例えばユニットバスですが、自分が建てた時は「リクシル」、「トクラス」、「パナソニック」の3社しかありませんでした。
それ以外のメーカーも選択しようと思えばできるのですが、割引率が大幅に変わるようで現実的ではなかった記憶があります。
まとめて仕入れて工場で組み付けることで、仕入価格や人件費を抑えているためだと思うので仕方ないとは思うのですが、もう少し色々な種類があるといいなとは思いました。
そしてカタログでもう一ついまいちだったことが、単価が書いて無いことです。
多くの方もそうだと思うのですが、仕様を選ぶ上で価格は私にとって重要な要素だったので、その情報が抜けているのが仕様を決める上で本当に困りました。
価格によっては最初から選択肢から除外されたり、迷った時の決め手になったりしますし、私の場合は選んだ後に見積書を見て、予算オーバーで再度、選び直すみたいな無駄が何回が発生したので、とても複雑な気分でした。
競合他社に価格情報が漏れる、メーカが価格改訂するたびにカタログを再発行しなければならないなど、色々な理由が考えられますが、ただでさえ選ぶことが多い注文住宅においてこの不便さは、建てた後の後悔の原因になりかねませんので、トヨタホームには是非ともユーザー目線で今後、改善してほしいなと思います。
まとめ
以上、トヨタホームのいまいちなポイントを3つ紹介させていただきました。
いかがだったでしょうか。敢えてまとめるとすれば、トヨタホームの特徴の一つである工場生産の悪い面がいまいちポイントになっているように感じます。
もちろん工場生産には、品質管理しやすく、大量生産できる(トヨタホームは鉄骨メーカの中では割安です)といったメリットもあり、私がトヨタホームでマイホームを建てることを決めたのも、このメリットが決め手でした。
家づくりにおいては判断の連続ですが、都度、その良い面、悪い面を理解し、自分の場合に当てはめて合理的に選択していくことが、後々の後悔を減らす上でとても大事だと思います。
この記事が、みなさんのより良い家づくりの参考になれば幸いです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
また他の記事でもお会いしましょう。