トヨタホーム

太陽光発電は元が取れるのか?

 

こんにちは、ぴーぴーまんです。

この記事では、太陽光発電で元が取れるのか、どうかを検証しています。

いま、太陽光発電はカーボンニュートラルを実現する解決策や電力高騰への対策などで再び注目されていますよね。
私も家を建てる際に、太陽光発電を導入するかどうかで悩み、いろいろ調べました。

最終的には導入することに決めたのですが、その理由を紹介しているので、是非最後まで読んでいってください。

はじめに、知っている方も多いと思いますが、太陽光発電システムについて紹介したいと思います。

太陽光発電システムは、太陽光発電モジュール(あるいは「太陽電池モジュール」「太陽光パネル」「ソーラーパネル」ともいいます)でつくった電気(直流電力)を、パワーコンディショナー(PCS:Power Conditioning System)を通して家庭内で使える電気(交流電力)に変換し、その電気を使ったり、蓄えたり、売ったりします。

出典:太陽光発電のサンテックパワー 太陽光発電の基礎知識

 

この太陽光発電ですが、だいたい一般的な家庭で6kWの太陽光を載せると、家の電気の全てを賄うことができると思います。

一方で6kWの太陽光を導入しようとすると、200万円近い初期費用がかかります。
はたしてこんな大金を出して、本当に経済的メリットはあるのでしょうか?

結論から先に言うと

基本的にはメリットあり。但し選ぶメーカ、設置地域に要注意!

ということになります。
その理由について解説します。

はじめに、太陽光で発電した電気は家庭で

使う」か「売る」かのどちらかになります。

使う場合は、もちろんその分の電気を電力会社から買わずに済みますので、その買わずに済んだ電気分だけ金銭的に得をしたことになります。

その金額は約27円/kWhです。

2023年現在、電気代が更に高騰しており、35円/kWhなんて月もありましたね…

売る場合は、いまは固定価格買取制度(以下、FIT)が適用されます。

FITとは、発電した電気を電力会社に売る価格、つまり売電価格が10年間、固定されている制度で、その単価は毎年、国が決定しています。
国が太陽光発電の普及を目指して導入しているので、本来の市場価格より高い金額で設定されています。

2021年度現在では、約19円/kWhです。

 

つまり現在の日本において、太陽光で発電した電気は

売るより使ったほうがオトク!

ということになります。
これは太陽光発電を導入する上でとても大事で知っておくべき知識と思います。

余談ですがひと昔前までは、「売ったほうがオトク」という時代もありました。
これは今よりもずっと買取価格が高く設定だった為です。

なぜこのような変化が起きたかと言うと、それは太陽光発電の導入費用が下がってきたからです。

しかし買取価格が下がってきた現在でも、売電しても十分にオトクとも言えます。

ここからはその理由について見ていきます。

実は毎年、10年で投資回収できるようにFITの価格を経済産業省が調整しています。

♪価格の計算根拠はこちらに掲載されています♪

つまり、この計算根拠を知り、自身の条件と比較することで、太陽光発電の投資回収が10年以内なのか、以上なのかの、おおよそを知ることができます。

そして太陽光発電の寿命はおよそ15年と言われていますので、10年で元を取れれば、十分にオトクだったと言えそうです

 

経済産業省では、

FITの価格を「設置費用」と「設備利用率」で計算しています。

つまりこの2つのポイントを抑えることで、太陽光発電の経済性良し悪しを判断できるという訳です。

①設置費用  

設置費用とは、設置に要した費用です。(言うまでもありませんね)

太陽光発電は、家庭によって導入するサイズはそれぞれですので、平等に比較するために、よくシステム出力1kWあたりの単価である「kW単価」で価格の割高・割安が議論されます。

この設置費用ですが、

2022年度では25.9万円/kWで計算されていました。

つまり、25.9万円/kWよりも高く太陽光発電を購入すると割高で購入しているということになります!

これは、設置工事費、延長保証など全て含んだ金額という点に注意してください。

 

②設備利用率  

設備利用率とは設備をフル稼働させた場合を100%とした場合に対して、実際に動いていた(発電したいた)時間がどれくらいかをパーセンテージで表した数値です。

式で書くと以下のようになります。

設備利用率 =(動いていた時間 × 効率)÷ 全体の時間

2022年度では年間平均設備利用率13.7%で計算されていました。

この数値を見てもいまいちピンときませんが、これを凡その日照時間に変換すると

年間日照時間が2,000時間以上必要

ということになります。

この年間日照時間2,000時間以上というのは、日本では割と達成が難しい数値で、日本海側の多くでは満たすことができていません。

特に雪国では、晴れていても雪が太陽光パネルを覆っていると発電できなくなってしまいますので、更に注意が必要です。

出典:都道府県市区町村 気象データ

 

トヨタホームで太陽光発電はつけるべき!?

ここからは、トヨタホームの太陽光発電が、FITの計算条件である①、②と比較して実際、良い条件で導入できるのか検証していきたいと思います。

①設置費用

あくまで我が家の事例で恐縮なのですが、2021年に契約した我が家の場合、設置費用は23万円/kWでした。

FITの計算前提25.9万円/kWと比較しても安く導入できています。

安い理由は、勝手な想像ですが、新築時の施工だったので追加で足場費用が掛からず、やや安価に導入できたのだと思います。

 

②設備利用率

さきほど、設備利用率の説明で、年間日照時間が2,000時間必要という話しをさせてもらいました。

トヨタホームは主に関東より南の太平洋側の地域で住宅の販売をしていますが、本社のある愛知県の年間日照時間は約2,200時間を筆頭に、日照の良い地域で販売エリアが重なります。

このことから、トヨタホームを購入する多くの住まいで、十分な日照時間を確保できていることが予測されます。

 

③その他

そして太陽光発電を導入する上でもう一つ、とても大事なポイントがあります。

それは「保証」です。

導入して早々に故障してしまっては元も子もありませんが、トヨタホームでは太陽光発電の保証を15年設けています。

これは業界の中でも最長クラスですので、保証期間としては十分かと思います。

これらのことから、トヨタホームの太陽光発電は十分に検討価値があると言えそうです。

まとめ

以上、「太陽光発電で元が取れるのか」という視点で太陽光発電を解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

太陽光発電で発電した電気は売るよりも使ったほうが現在はオトクです。

ただ売った場合も損かといえば、そうではなく、ちゃんと条件をクリアすれば、それでも10年程度で投資回収ができ、経済的メリットの高い商品と言えます。

その条件とは「設置費用」と「設備利用率」です。

それぞれの計算根拠は毎年変わるので、最新相場が見たい場合は、是非、経済産業省のHPで確認してみてください。

最後にはなりましたが、本記事では決して太陽光発電を強くオススメするものではありません。
天候に恵まれ予想よりたくさんの電気を発電してくれる可能性がある一方で、異常気象などにより思うように発電できなくなる可能性も同じくらい存在します。

太陽光発電を導入される際は、メリット・デメリットもよく考慮しながら導入のご判断をいただければと思っております。

今回の記事がその判断の一助になれば幸いです。
回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

また他の記事でもお会いしましょう。

ありがとうございましたー!