太陽光は設置すべきか?

と気になっている人は多いのではないでしょうか

今どきの家なら太陽光は標準でついていないと

とか

いまは売電価格が安いから太陽光は損!

とかとか

いろいろな声があり、いま検討している人ほど悩んでしまいますよね

そんな悩める声に、今日は私の主観をベースにしつつ、できるだけ根拠も交えながら解説していきたいと思います

ぜひ参考にしてみてください

※この記事は2026年2月に内容を大幅に見直しました

まず、結論


太陽光発電を導入する経済的な合理性は低い
が、
大損をするケースも少なく、興味があるなら選択肢としては「あり」

結論だけいうと、「太陽光発電による売電収入で得をしたい!」と考えている人はやめておいたほうが無難です

一方で「太陽光発電をやってみたい」と思う人であれば、導入してみるのも悪くない選択だと思います

その理由について見ていきます

どれくらい発電できるのか

太陽光発電は、天候や地域で大きく差がでますので、実際にどれくらい発電するのかは設置してみないと正確にはわかりません

とはいっても、参考値として知りたい人も多いと思いますので、我が家の発電実績を参考までに紹介します

我が家の太陽光発電実績

我が家にはシステム出力3.3kWの太陽光発電が搭載されています

その太陽光パネルで過去3年間に発電した実績から、換算しやすいよう、システム出力1kWあたりとして、発電量を公開します

システム1kWあたりの発電量実績

2023年:1,234kWh

2024年:1,128kWh

2025年:1,118kWh

 

となりました。我が家の条件では、年間およそ1,100kWh程度の発電量となっています

また、自家消費率も紹介すると

自家消費率の実績

2023年:42%

2024年:52%

2025年:55%

となりました。約半分を自家消費していますね

※ここでの数値はあくまで我が家の実績です。発電条件により結果は異なります

何年で元がとれるか

ここで太陽光発電が経済的にお得かどうか、我が家の発電実績例を用いて計算したいと思います

まず太陽光発電1kWあたりの費用ですが、補助金等を活用すると、25万円~35万円が主流といわれているようなので、補助金や条件がかなり良かったケースとして、やや甘めに25万円/kWで購入したと仮定します

続いて売電価格(FIT)ですが、近年の認定価格では、初期の一定期間は24円/kWh前後となっているため、その値で計算します

また自己消費分は、本来、電力会社から買うべき電気を買わずに済んだということで、平均的な電気代目安として、31円/kWhで計算します

システム1kWあたりの年間発電量を1,100kWh/年とし、半分の550kWhを自家消費に、また残りの半分を売電に使ったと仮定し、これらを金額換算すると、30,250円/年(550×24 + 550×31)

購入単価が、先ほどの通り、25万円なので、年間約30,250円分の効果があるとすれば、約8年強で初期費用を回収できる計算になります

太陽光発電の投資回収年数

投資回収年数 ≒ 太陽光パネル代 ÷ 得した電気代

太陽光パネル代:25万円(システム出力1kWあたり)

 得した電気代:30,250円/年間

投資回収年数 ≒ 25万円 ÷ 30,250円 ≒ 8.3年

経済性検討

8年とちょっとで元がとれるならいいじゃない!

と思いますが、これはかなり楽観的な条件を置いた場合の試算です

メンテナンス費用やトラブルを全く考慮していませんからね

逆にそれらのリスクを考えると8年でやっと元が取れるというのは、少し物足りない数字です

ちなみに、同じ楽観的な試算という条件であれば、株式は年利6%程度のリターンが期待できるそうです

仮にパネル代の25万円を年利6%の株式に投資した場合は、8年後の資産は約40万円です

「いやいや、年利6%は高すぎでしょ」と思う方は、安全資産と呼ばれる日本国債に25万円を預けたと考えたらどうでしょうか

日本国債は2026年2月現在、固定5年、年1.66%のリターンですので、この利率で計算すると8年運用後の資産は28.5万円です

そうすると、仮に太陽光が8年目以降に毎年3万円の利益があったとしても、国債投資による運用益を超えるには、さらに10年ほどかかる計算になります

※ここでの注意点は、含み益ではなく総額で見るのがポイントです
なぜなら株式や国債は売却できますが、太陽光パネルは、売却が難しく、現実問題、資産とはみなしにくいからです

太陽光発電を20年間近くノーメンテでというわけにはいかず、更に言えば、故障して使えなくなっている可能性も十分考えられる年数ですから、投資的な観点から見ると、太陽光発電はあまり魅力的な投資とは言えなさそうです

太陽光発電を導入する意味

では、太陽光発電を導入する意味が全くないのかといえば、確かに投資と見たときのメリットは感じられませんが、私的には「ここは良いかも」という点をいくつか紹介したいとおもいます

発電中は気にせず電気を使える

発電中は、タダで電気を使えているような感覚になり、使用量を気にすることなく使うことができ、お得した気分になれます

実際は初期投資で前払いしているだけのようなもので、ただの錯覚なんですが

晴れの日が好きになる

晴れれば晴れるほど、発電量が増えて売電できるので、日差しが強いとテンションがあがるようになりました

まとめ

太陽光発電は、ハウスメーカーから推奨されるオプションの1つですが、経済合理性だけで考えると、積極的におすすめできる選択肢ではありません

ただし、長期的には初期投資を光熱費削減の差額で回収できるケースが多いので、買ったら絶対に損というわけでもありません

投資として考えてしまうと、太陽光発電より合理的な投資は山ほどありますが、経済的側面だけでなく他の視点から太陽光発電を導入したい場合は、導入するのもありではないでしょうか

みなさんの家づくりが素敵なものになるよう、応援しています

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました