住まい

地元工務店で家を買うメリット

こんにちは。ぴーぴーまんです。

今日は工務店で家を買うメリット・デメリットについて、改めて紹介したいと思います。

この記事では、

  • ハウスメーカーと工務店の違いは?
  • 工務店で家を買うメリット・デメリットは?
  • 工務店で家を建てて後悔しないためには?

ということを解説しています。

いま新しく家を検討している方には、きっと参考にしていただけるかと思いますので、是非最後まで読んでいってください。

それでは早速、始めていきたいと思います。

 

ハウスメーカーと工務店の違いは?

全国に営業拠点やモデルハウスを持ち、知名度もある大手ハウスメーカーに比べて、狭い範囲で住宅の販売、建設を行っているのが工務店です。

工務店といっても会社の規模や営業スタイルなどさまざまですが、総じて企業規模がハウスメーカーよりも小さいのが特徴です。

そのため、価格はもちろんのこと、間取りやデザインの自由度、工期、アフターメンテナンスなども工務店とハウスメーカーには違いが出てきます。
次の項から、その違いの詳細について解説していきます。

工務店で家を買うメリット

  • 間取りやデザインの自由度が高い

工務店で家を建てるメリットとして「間取りやデザインの自由度が高い」ことが挙げられます。専任の設計士と、その土地、その家ごと完全オリジナルで間取りをデザインしていきますので、細部にこだわった家づくりをすることができます。

例えば、キッチン1つとってみても、気に入ったメーカーのシステムキッチンを入れるもよし、造作で専用キッチンを作るもよしと、自分好みの好きな形を自由に選択することができます。
もちろんキッチンだけでなく床材も壁材も間取りも、予算や好みに合わせて数多の建材から自由に選ぶことができるのが、大きな魅力です。

一方でハウスメーカーの場合は、用意されたカタログの中から選んでいくのが一般的で、間取りもハウスメーカーごと独自に定めた制約が多く、注文設計といいながら案外思い通りにいかないという話しはよく聞ききます。

ですので、「間取り、デザインの自由度」から工務店を選択する人は多く、あるアンケートでは、全体の6割の人が「間取り、デザインの自由度」を工務店を選んだ理由として挙げたそうです。

  • コスパが良い

ハウスメーカーで家を建てる場合と比べ、コストパフォーマンスに優れるのも工務店の魅力の1つです。

多くの工務店は、ハウスメーカーのようにモデルハウスは持たず、広告宣伝費などの最小限のところが多いです。
そのため、売価に含まれる経費の割合が小さく、相対的にハウスメーカーよりも安く家を建てることができます。

また建材も予算や嗜好に合わせて自由に選ぶことができるため、コストをかけるところ、かけないところ、メリハリを持って家づくりを進められるので、無駄な費用をかけることを避けることができます。

またこれは工務店にもよりますが、DIYが好きな方は、あえて未完成の部分を残しておくことで(後から自分で仕上げる)、施工費を節約することもできます。

自分で仕上げることで愛着も湧くので一石二鳥ですね

このように、工務店で家を建てる場合は、もともとハウスメーカーと比べて割安なだけでなく、予算に合わせて柔軟に仕様を変更して、無理なく満足度の高い家づくりを進めることができます。

  • その土地、その地域にあった家づくりができる

工務店の多くは、自社があるエリアに絞って住宅の販売、建築を行っています。
そのため、その地域での建築実績が非常に豊富です。

自然が豊かな日本では、温度、湿度、降水量、日照時間など、その土地、地域によって気候は大きく異なります。
もちろん、気候が変われば家の設計も変わりますが、同じ規格での大量生産を基本とするハウスメーカーと違い、工務店では実績や経験に基づいた最適な住宅設計が可能です。

また地域によって異なるのは、気候だけではなく、文化や習慣もことなります。
文化や習慣がことなれば、間取りも変わってきます。
そういった地域の特徴をうまく家づくりに取り入れることができるのは工務店の大きな魅力といえます。

工務店で家を買うデメリット

 

  • 高性能、高機能な家づくりは苦手

工務店で家を建てる場合、「高性能、高機能な家づくり」はハウスメーカーと比べ苦手です。

例えば、リビングは開放的に大空間として、耐震性は最高クラスにしたい、といった希望があったとします。しかし大空間と耐震性は相反する組み合わせで、両立するには複雑な耐震計算を使った設計や、鉄骨など木材より強度の高い建材を使うなどの対応が必要になります。

そういった要望に対して、自社で大規模な設計部隊や工場を持つハウスメーカーでは対応できても、規模で劣る工務店ではハウスメーカーのように対応するのは難しかったりします。

また全館空調や、スマートハウスなど、最新設備の充実もハウスメーカーに対し、工務店はどうしても見劣りしてしまいます。

そういった住宅基本性能の高さや、最新テクノロジーの活用といった点は、工務店が劣っているというよりは、ハウスメーカーの得意とするところといったほうが適切かもしれません。

  • 仕上がりが職人の腕に依存する

工務店で家を買うデメリットととして「仕上がりが職人の腕に依存する」という点があります。

もちろんハウスメーカーであっても、家を建てるのは職人の腕に出来栄えが左右される点は同じです。
ただハウスメーカーの場合は、建築資材をあらかじめ工場で加工して現地での手数を減らしていたり、手順や施工方法がマニュアル化されていたりと、できるかぎり品質のばらつきを抑える工夫を組織的に実施していますが、工務店ではそこまでできていないのが実情かと思います。

近年は、職人が不足し、海外の出稼ぎ労働者など十分な技量がついていない職人も増えているとききますし、またほとんどの工務店は違うと思いますが、一部では、価格をできる限り抑えるために、1人の職人により多くの現場や無理な日程を組み、必然的に品質が落ちているという話しも聞きます。

いずれにせよ、傾向としてハウスメーカーと比べて品質ばらつきが大きいので、その点については自らしっかりとリサーチをするなど、対策を取る必要がありそうです。

  • 倒産リスクがある

規模で劣る工務店では、ハウスメーカーと比較すると、倒産リスクが高いと言えます。

住宅という高額な商品を取り扱う特徴から、工務店によっては企業規模に対して取り扱っている金額が大きく、ちょっとした景気の動向で資金難に陥ってしまう工務店も少なくありません。

万一、施工中に自身が契約した工務店が倒産してしまうと、最悪の場合、工事がストップするだけでなくすでに支払った着工金や中間金が戻ってこなかったりという事態になる可能性だってあります。

また引き渡し後であっても、満足なアフターサービスが受けられないなどのトラブルにつながるかもしれません。
工務店で家を建てる場合は、このようなリスクが隠れていることも理解しておく必要があります。

工務店で家を建てて後悔しないためには

 

工務店で家を買うメリット、デメリットを踏まえて、工務店が向いている人、後悔しないための対策について私見を述べたいと思います。

まず工務店で家を買うのが向いている人は、次の3パターンに当てはまる人だと思います。

  • 細かい仕様にまでとことんこだわりたい(&こだわれる)
  • 知り合いに信頼できる工務店or大工がいる
  • いざという時は自ら行動できる

工務店で家を設計すると、その仕様にとことんこだわることができます。
これは確かにメリットですが、同時に少しやっかいなところでもあります。
家づくりではただでさえ、多くのことを決めなければなりませんが、そこに複数の選択肢がかけ合わさると、そのパターンはまさに無限大になり、施主への負担としてのしかかります。
自分に最適なものを選んでいくのは体力も根気も時間も必要で、中途半端な決定は後々の後悔につながる可能性もあります。
性格、体力、時間など様々な理由から、こだわりたくでも、現実的にこだわりきれない人も結構いるのではないかと思いますので、自分がどちらのタイプの人間なのか、冷静に判断しないといけません。

難しければ、建売住宅やハウスメーカーで購入する手もあります

また工務店で家を購入する場合、必ず契約前にその工務店の評判や実績から信頼できるかどうか下調べをすることをお勧めしますし、万一の被害を防ぐため、住宅診断の依頼や「住宅完成保証制度」への加入など自衛のための行動も必要です。

知名度があり、ある種、社会的な監視のあるハウスメーカーとは違い、工務店は本当に様々な会社がありますので、事前の下調べや調査の重要度はより高いですが、逆にそういうことがしっかりできるのであれば、工務店で家を建てるのは最良な選択になるかと思います。

今回の記事が、みなさんのお役に少しでも立てていれば幸いです。

それでは今回はこの辺で終わりたいと思います。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

どうもありがとうございましたー!