こんにちは、ぴーぴーまんです。
今回は、トヨタホームから2022年7月に新しくでたプランV.S(バリュースペック)について紹介していきたいと思います。
「バリュースペック」はトヨタホーム株式会社が新たに発売した総タイル張りの仕様です。
これまでもオプションで総タイル仕様にすることはできましたが、高意匠、高機能の反面、費用がかかるのがデメリットでした。
「バリュースペック」では種類をある程度絞ることで、総タイルのメリットを継承しつコストは抑えた仕様となっているとのことです。
トヨタホームを検討されている方や、契約して打ち合わせされている方に参考になる内容だと思いますので、是非ご覧になっていってください。
それでは早速、本題にいってみたいと思います。
ここからはタイル外壁のメリット、デメリットを「バリュースペック」の特徴に絡めて紹介していきたいと思います。
◆特徴① デザインがよい
(出典:トヨタホーム ホームページ)
タイル外壁のメリット1つ目は、「デザイン性」です。
土や石を固めて高温で焼き固めたタイルは、独特の風合いを持っており、家の外壁に使用することで「高級感」や「重厚感」を演出することができます。
少し前までは、タイル材の種類が少なく限られたデザインのイメージもありましたが、最近では和モダンから洋風スタイルまで幅広いデザインバリエーションが出てきています。
トヨタホームでも従来では20種以上のタイル外壁を選択することができましたが、バリュースペックでは仕様をまとめて単価を抑えるためか、選択できる種類が減っています。
それでも、17スタイル83種から選べますので、私たちが選ぶうえでは実用上、問題はないと思われます。
◆特徴② 劣化に強い
2つめの特徴は劣化に強いことです。
高温で焼きしめられたタイルは高い硬度を誇ります。掻き・擦りなどにも強く、ドライバーなどで引っかく程度ではキズがつく心配はほとんどありません。
また、タイルは紫外線に強い無機質セラミックスで、一般的な有機系塗装外壁で見られる色あせなどの劣化はとても少ないです。40年相当を経過しても、色あせがほとんどないという実験結果が得られています。
更にタイルは汚れにも強いです。外壁表面に薄い塗膜ができ、汚れをつきにくくし、更に雨水によって汚れが流れ落ちる性質があります。
(出典:トヨタホーム ホームページ)
一般的なサイディング材は、10~15年で外壁が劣化し、塗り替えが必要になります
トヨタホームのサイディング材も初期保証は20年で、その後、10年置きに塗り替えが必要になってきます。
しかし、タイル外壁は上記で述べたように長期間劣化しません。
「バリュースペック」ではなんと外壁の初期保証が30年になっています。
また30年後も、タイルは基本的に色あせしないといわれていますので、塗り替えは不要です。
仮に20年目以降、10年ごとに塗り替え費用が100万円発生したとすれば、50年で400万円になります。
タイル外壁は高いですが、長く住めば住むほどお得ですね。
タイル外壁、お洒落で劣化せず、メンテナンスが楽といいことずくしな素材ではあるのですが、デメリットはその導入費用です。
一般的な家の外壁費用が200~300万円と言われているなか、総タイル外壁は費用が500万円以上すると言われています。
上記でも述べたように、長い目でみればメンテナンス費用が軽減できるので、生涯のトータルコストとしてはそこまで差はないかもしれません。
しかし、家購入時に300万円近い価格差があるとどうしても躊躇してしまいますよね…。
「バリュースペック」は従来の総タイル外壁と比較して、販売価格を抑えているとトヨタホームの紹介資料に記載ありました。
ですので、想定価格は300万円~400万円と予想します。
タイル外壁を検討していた人でこれから家を建てる人は、安く導入できるチャンスですね!
費用対効果を考えると十分オススメできると言えそうです。
◆「バリュースペック」がオススメの家は?
いくら従来の総タイル外壁よりは安いといっても、標準仕様のサイディング材と比べるとまだまだ高額です。
ではどう言った家に「バリュースペック」がオススメなのか私なりに考えてみました。
その一つの答えが、他のメンテナンス物とのバランスを考えるということです。
メンテナンスが必要なものは外壁だけではなく、屋根の塗り替えや、バルコニーの防水も定期的に実施しなければいけません。。
最近では太陽光パネルが乗っている家も多いと思いますが、太陽光の寿命は30年と言われおり、その度に交換、撤去等の対応が必要です。
外壁の塗り替えには足場が必要ですが、それは屋根の塗り替えや太陽光パネルの交換でも一緒です。
つまりメンテナンスはまとめてやったほうがもちろんお得なわけで、メンテナンスの周期を合わせることで効率的に実施することができます。
その目線で見ていくと、屋根はスレートが10年周期、瓦は30年周期でメンテナンス必要と言われています。バルコニーもやはり10年ごとメンテナンスです。
ですので、スレート屋根やバルコニーのある家は、メンテ周期を考えるとサイディング外壁でもよいかもしれませんし、瓦屋根でバルコニーのない家(平屋とかも)は、タイル外壁を採用すると、本当に30年間ノーメンテでいけるかもしれません。
コストのかけどころにメリハリのついた家も面白いですが、採用グレードのメンテナンスバランスを考えるのもコスパの良い家づくりには欠かせない考え方です。
是非一度、そういった視点でもマイホームを見つめていただければと思います。
まとめ
以上、トヨタホームの新プラン「バリュースペック」を紹介しました。
いずれにせよ、総タイル仕様が選びやすくなったという点では、我々にはうれしいニュースですよね。またその種類が豊富なのもよいです。
これからトヨタホームを建てる人は是非、ご検討してみたはいかがでしょうか。
より良い家づくりの参考にしてもらえたら幸いです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
また他の記事でもお会いしましょう。
ありがとうございました。