こんにちは、ぴーぴーまんです。
今日は「有機ELテレビを買って後悔した話」を記事にしていきたいと思います。
いま新しいテレビを検討している方の中には、「実際のところ有機ELテレビってどうなの?」って感じている人も多いと思います。
実際に私も「有機ELにするか、それとも液晶テレビにするか」――かなり悩みました💦
最終的には有機ELテレビを選んだのですが、タイトルの通りちょっと後悔もしています(笑)
この記事では👇
✅ なぜ自分が有機ELテレビを選んだのか
✅ そもそも有機ELテレビってどんなもの?
✅ 各家電メーカーの特徴・違い
…といったポイントを解説しています。
これからテレビを選ぶ方に、きっと参考にしていただける内容になっていると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください😊
それでは早速、始めていきたいと思います。
有機ELテレビとは?
まずはじめに、「有機ELテレビってどんなもの?」を簡単に解説しておきますね。
有機ELテレビは、パネルにジアミンやアントラセンなどの特殊な有機物が使われているテレビのことです。
これらの有機物は、電気を流すと自分で光る性質を持っています✨
この現象は正式には
「有機エレクトロ・ルミネッセンス(Electro Luminescence)」と呼ばれていて、それを略して「有機EL」と呼んでいるんですね。
この有機ELを画素(ピクセル)として利用し、映像を映し出すのが、いわゆる「有機ELテレビ」です😊
液晶テレビとの違いは?
有機ELテレビは、先ほど説明した通り、画素そのものが自分で発光して映像を映し出します。
一方、いま主流の液晶テレビはちょっと仕組みが違います👇
液晶テレビでは、パネルの裏側にある「バックライト」が光を作り出して、
その光をカラーフィルターを通して各画素に届けることで映像を作っています。
液晶はイメージでいうと、「小さなシャッター」のような役割で、バックライトの光をコントロールして、色鮮やかな映像を生み出しているんですね✨
👉 画像出典:キヤノン公式サイト
まとめると:
-
有機ELテレビ → 画素が自分で光る
-
液晶テレビ → バックライトの光を通して映像を作る
…というのが、大きな構造の違いです😊
この違いにより、有機ELテレビでは液晶テレビと比較していろいろなメリット、デメリットがありますので、ここからはそれを順に紹介していきますね😀
有機ELテレビのメリットは?
有機ELテレビには、液晶テレビにはない魅力がいくつかあります😊
今回はその中でも特徴的なメリットを3つ紹介します👇
①超薄い
有機ELテレビは基本的に、超薄いです!なんと厚さ約5mmのテレビも存在します。
ナゼか言うと、これは前述した通り、有機ELテレビにはバックライトがないから。
だから、液晶テレビと比べると異次元の薄さなんです✨
👉 画像出典:LG公式サイト
最近のテレビはサイズも大きいためか、結構、部屋の中でも存在感があります。
しかし有機ELテレビにすると、いい意味でその存在感が薄まり、部屋全体の印象がスッキリして広く、おしゃれに感じるんです。
スッキリとしたシンプルな生活スタイルが好きな方には特におすすめです!✨
②暗闇で見る映画が素晴らしい
ちょっと何を言っているのかわからない?かもしれませんが、結構マジなんです(笑)
実は液晶テレビは黒の表現が苦手とよく言われます。
これは、バックライトの光がわずかにテレビの外にでてしまうため、黒がうっすら白っぽく見えてしまうからなんです。
一方で有機ELテレビは素子自体が発光して色を表現するため、言い換えれば、黒の場合は何も光を出さないんですね。
だから、黒の表現がより現実に近く、それがリアルな映像として感じます🖤✨
特に部屋が暗いとその差がハッキリ体感できますので、もし有機ELテレビを買ったら、暗闇での映画鑑賞を是非やってみてくださいね✨
いつも以上に映画を楽しくなること間違いなしです!
👉 画像出典:LG公式サイト
③視野角が広い
液晶テレビの視野角はおおよそ左右80°~140°。
それに対して、有機ELテレビはなんと180°とかなり広いんです👀
視野角が広いということは、どの方向からみても映像がキレイに見えるということ。
もう少し言うと、キッチンやダイニングからでも。リビングのテレビがより見えやすかったりするわけですね。
たとえばキッチンからでも、ダイニングからでも、リビングのテレビがしっかり見えるんですよ🍳🍽️
だから、料理中にレシピ動画を流したり、勉強系のYouTubeを見たり📚🎥
リビングにいなくても、いろんな場所からテレビを活用できちゃうわけです!
家のどこにいても心地よく過ごせる、こういった家が自分は「いい家」だと思うので、テレビ1つにしても、見る位置が限定されず自由度が高いのはうれしいですよね。
有機ELテレビのデメリットは?
このように有機ELテレビは魅力的なメリットがいくつかあり、おうち時間の過ごし方を変えてくれる可能性も秘めていますが、もちろんデメリットもありますので、ここからはお待ちかね?特に注意すべきデメリットを3つ紹介していきます。
①価格が高い
はい。これはもう…「わかっとるわ!」ってツッコまれそうですが、有機ELテレビはお値段が高い、ここにつきますね。
一時期なんて、液晶テレビの約2倍ということもありましたからね…😱
でも!📉
最近は少しずつ価格も落ち着いてきていて、液晶との価格差も以前ほどではなくなってきました👍
そういう意味では、昔に比べて手が届きやすい高級テレビになってきたとも言えますね✨
「いつか欲しいな〜」と思っていた方も、今ならチャンスかもしれませんよ😉
②寿命短め
実は…有機ELテレビの寿命は約3万時間と言われています📺
これはなんと、液晶テレビのおよそ半分なんです😣
理由は、有機ELの仕組みにあります。
画素が自分で光を出すぶん、ずっと発光し続けると少しずつ劣化してしまい、光が弱くなってくるんですね💧
さらに、有機ELにはもうひとつ注意点が…それが「焼き付き」🔥
同じ映像を長時間表示し続けると、画面にうっすら跡が残ることがあるんです。
でも、最近のモデルは焼き付き対策も進んでいて、日常使いであればそこまで神経質にならなくても大丈夫な場合が多いですよ👍😊

③消費電力多め
有機ELテレビは、全体的に液晶よりも消費電力が大きい傾向があります。
特に明るい映像や大画面になるほど、電力使用量は増加します📈
その背景には、有機EL素子の発光効率の低さがあります。
有機ELは発光に有機材料を使っており、電気を光に変える「エネルギー変換効率」が一般的に20〜25%前後とされています。
残りのエネルギーは熱として失われるため、同じ明るさを出すためにはより多くの電力が必要になるんです💡
まあ新しい技術だと思いますし、この辺は今後の改良に期待ですね✨
各メーカごとの特徴
有機ELのメリデメに続いて、今度は有機ELテレビを製造する、各メーカーの特徴を紹介していきたいと思います。
最初に断っておきますと、店頭で実際に実機を見て感じた、あくまで私なりの主観という点でお伝えしていきたいと思いますので、何卒ご容赦いただきたいと思います。
では早速、
実は、有機ELテレビのパネルは、これまでLGエレクトロニクスがほぼ独占的に製造してきました。
そのため、ほとんどのメーカーの有機ELテレビは、基本的にLG製のパネルを使っています。
ですので、各社、基本的なスペックみたいなところは、あまり大きな差がないんですよね。
じゃあどこで差があるかというと、映像処理だったり音響だったり操作性だったりと、映像を処理する半導体のチップ性能やプログラムといったソフト面でで独自の特徴を出しているって感じですね😊
SONY(ブラビア)
ソニーのブラビアは、全体的にハイブランド寄りで、価格はやや高めの印象です。ただそのぶん、デザインや質感に高級感があり、所有満足度も高いシリーズだと感じました。
映像・音に強いソニーらしく、どのモデルも非常に美しい映像を映し出しており、特に映画コンテンツでは他社より一段上のクオリティを感じます。
✅ 特徴的な技術
特にハイエンドモデルに搭載されている
「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」は、画面自体を振動させて音を出す仕組みで、画と音が一体になる没入感の高い視聴体験を実現しています。これはソニーならではの独自技術です。
また、最新モデルではソニー独自のXRプロセッサーを搭載し、コントラストや動きの再現性がさらに進化しています。
✅ どんな人におすすめ?
✔️ 映画やライブ映像をよりリアル&迫力ある映像・音で楽しみたい人
✔️ 高級感あるデザインを重視したい人
…には、ブラビアは非常に魅力的な選択肢だと思います😊
👉 画像出典:ソニー公式サイト
Panasonic(ビエラ)
有機ELテレビはコントラストの高い、メリハリのある映像が特徴ですが、パナソニックのビエラはその中でも特にコントラストがしっかり際立っている印象を受けました。
✅ 背景と強み
パナソニックは、かつてプラズマテレビのパイオニアとして高い評価を受けていたメーカーです。
有機ELテレビとプラズマテレビは、どちらも**「自発光パネル」**という共通点があり、映像の強み・弱みも似ているところがあります。
このプラズマ時代のノウハウがあるからこそ、自発光の特性を最大限に活かした高コントラスト表現が得意なのかもしれません✨
✅ 補足情報
最新モデルでは、「ヘキサクロマドライブ プラス」という色再現技術も搭載され、自然な色合い+高コントラストの両立を実現しています。また、Panasonicのビエラは音質も高評価で、映画鑑賞にもピッタリです🎬
👉 画像出典:パナソニック公式サイト
TVS REGZA(レグザ)
レグザはもともと東芝のテレビブランドでしたが、2018年に中国の大手家電メーカー「ハイセンスグループ」の傘下に入り、現在はTVS REGZA株式会社として展開されています。
✅ 特徴
レグザの大きな特徴のひとつが、入力遅延の少なさです。
特にゲームをよくプレイする方にとっては、この低遅延性能は重要なポイントで、多くのゲーマーから高い評価を得ています🎮
✅ 使い勝手の良さも魅力
私個人としては、レグザの「使いやすさ」も大きな魅力だと感じています😊
例えば、一部機種に搭載されている**「タイムシフトマシン」は、6番組を常時録画できるスグレモノ!
録画予約が不要で、あとから「あの番組見逃した!」というときもすぐに見返せます。
この機能、一度使うと本当に手放せなくなるんですよね。
番組表などのUIもとても見やすく、操作が直感的なので、年齢を問わず家族みんなが使いやすい設計になっています。
✅ どんな人におすすめ?
✔️ 地上波をよく見る方
✔️ 家族でテレビを共有して使う方
✔️ ゲーム用途が多い方
…には、レグザはとてもおすすめのブランドです👍
👉 画像出典:レグザ公式サイト
LGエレクトロニクス
LGエレクトロニクスは、有機ELパネルの世界最大手メーカーであり、他社へのパネル供給元としても知られています。
その強みを活かし、自社ブランドでも積極的に有機ELテレビを展開しています。
✅ 特徴
まず、LGの強みはやはり「最新パネルをいち早く搭載できる」点です。
毎年進化しているパネルを自社製品にいち早く反映しているので、スペック面では他社より一歩先行していることもあります。
(実際に違いを感じるかは、コンテンツや環境にもよりますが…😄)
✅ サイズ&価格の魅力
LGはサイズ展開がとても豊富で、42インチのコンパクトモデルから100インチ超の超大型モデルまでラインナップ。
しかも、価格も比較的リーズナブルで、コスパ重視の方にも人気です。
✅ スマート機能も充実
最近は多くのメーカーがAndroid TV(またはGoogle TV)を採用していますが、LGも例外ではなく、スマート機能が充実しています。
LG独自の「webOS」は操作性がシンプルで、初めてスマートテレビを使う方でも扱いやすいです👌
✅ どんな人におすすめ?
✔️ コスパ重視で有機ELを試してみたい方
✔️ サイズ展開を重視したい方
✔️ 最先端のパネルにこだわりたい方
…には、LGはとてもバランスのいい選択肢だと思います✨
👉 公式サイト:LG公式
私が使ってみた感想
最後に、私が実際に有機ELテレビを購入して約1年使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
私が購入したのは、LGエレクトロニクスの「OLED55GXPJA」というモデルです。
(現在は生産終了しています)
👉 画像出典:LG公式サイト
購入した理由は、有機ELテレビの中では比較的安価だったこと、壁掛け利用に特化しており圧倒的に薄く、まるで絵画のようなデザイン性に惹かれたことです。
実際に1年間、使ってみたわけですが、先に結論から言うと、タイトルに書いた通り、「いらなかったかな」と後悔しています😅
確かに薄くスタイリッシュで、映像も素晴らしく、特に部屋を暗くして4K映画などを見ると、息を飲むほどの映像美で、このあたりは本当に感動的でした✨
ただ、私が実感しているメリットは正直これだけ。
一方で、デメリットの項でお伝えした通り、有機ELテレビは液晶テレビと比べて、値段が2倍で寿命が半分と言われています。
つまり寿命を考慮した年間コスト的に考えると、実質的な価値は約4倍の差になります。
それだけの価格差に対する価値を感じているかと言われれば、私の価値観では「NO」になり、これが購入を後悔している理由です。
もちろん、これはあくまで私個人の価値観です!
映画をよく見る方など、用途によってはまた全然違う評価になると思いますので、1つの体験談として参考にしてもらえれば嬉しいです😊
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が少しでも、皆さんのテレビ選びのヒントになれば幸いです✨