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乾太くんのデメリットとは?おすすめしない理由

こんにちは。ぴーぴーまんです。

突然ですが皆さんは、ガス衣類乾燥機ってご存知ですか?
リンナイの「乾太くん」などが有名で、知っている方も多いと思います。

我が家でも「新しい家を買ったら、一緒に買おう!」と妻とよく話しをしていたのですが、家を新築するにあたっていざ本気で購入の検討を進めていくと、ドラム式洗濯乾燥機もよさそうであることに気づき、最終的には「乾太くん」を買うのはやめて、ドラム式洗濯乾燥機を購入してしまいました。

現在、ドラム式洗濯乾燥機を購入して3年以上経ちますが、これといって不満はなく(というよりも結構満足)、まあ選択として悪くなかったのではないかなと思います。

ですので今回は、なぜ「乾太くん」を購入しなかったのか、メリットやデメリット、そしてドラム式洗濯乾燥機との違いについて紹介しています。

乾燥機を検討している方は是非、参考にしてもらえればと思います。

それでは、早速始めていきます。

「乾太くん」 とは?

始めに「乾太くん」について紹介しておきたいと思います。

「乾太くん」とは、ガス機器販売大手のリンナイから発売されている家庭用ガス式衣類乾燥機のことです。

都市ガス、もしくはプロパンガスを使って衣類を乾燥させますが、天候に左右されずに洗濯物を早く乾かせるということで、とても人気の家電のようです。

写真引用:リンナイ 公式サイト

なお、家庭用の衣類乾燥機としては「乾太くん」のほかにドラム式洗濯乾燥機と呼ばれるタイプも存在しますので、次項以降ではそちらも出しながら特徴を対比していきたいと思います。

 

ガス式衣類乾燥機とドラム式洗濯乾燥機との違いは?

では、ガス式衣類乾燥機とドラム式洗濯乾燥機との違いについて紹介していきたいと思います。

まずそれぞれにおいて、大きく異なるのは動力源です。

先ほども紹介した通り、ガス衣類乾燥機はガスが燃料ですが、ドラム式洗濯乾燥機は電気のみを使用します。

また、ガス式衣類乾燥機は乾燥専用機となっているのに対し、ドラム式洗濯乾燥機は洗濯機と乾燥機が一体になっているという点も異なります。

調べると、どうやらひと昔前までは、電気を使った乾燥機は、電気を喰う割に乾燥能力が低く、評判がいまいちだったようです。

ですので、乾燥機と言えば、ガス式を選ぶのがごくごく一般的だったんですね。

写真引用:Panasonic 公式サイト

ドラム式洗濯乾燥機 の進化がスゴい

しかしながら、最近のドラム式洗濯乾燥機は、電気式ながら、すごく性能が向上しているようです。

その大きな理由の1つが、ヒートポンプというエネルギー効率に優れた技術を使うようになったからだと言われています。

ヒートポンプとは、冷媒と呼ばれる特殊な液体を、モータの力で圧縮したり気化させたりすることで、その過程で発生する圧縮熱や気化熱を使って周りを温調する技術です。

エネルギー効率がよいため、家庭でもエアコンや、エコキュートの愛称で知られる電気式給湯器などで使われており、その用途も年々広がっています。
そして、技術進歩によって小型化も進み、洗濯乾燥機でも搭載されるようになりました。

このヒートポンプを採用することで大幅に性能が向上し、電気式の欠点であった、乾燥時間や電気代が大きく改善されています。

ここで下のグラフをご覧ください。
2023年の最新モデルでは、乾燥時間はまだ「乾太くん」に及ばぬモノの、その差は詰まっており、電気代に関しては、「乾太くん」(のガス代)よりも安くなっています。


※1 Panasonic 公式サイトより引用
※2 リンナイ 公式サイトより引用

このように、ドラム式洗濯乾燥機の性能が進化したことで、かつての「電気式乾燥機は性能が悪い」という評判は、完全に過去のモノになりました。

ドラム式洗濯乾燥機の優れているところ

では実際にここからは、自分が感じている、ドラム式洗濯乾燥機の優れているところを紹介していきたいと思います。

ドラム式洗濯乾燥機の優れているところ主に次の4つです。

①導入コストとランニングコストが安い

洗濯機とガス式衣類乾燥機をそれぞれ入れる場合、費用は一般的に30万円~と言われていますが、30万円あれば、ほとんどのラム式洗濯乾燥機は購入できてしまいます(時期やグレードを吟味すれば20万円以下も十分可能です)ので、初期費用を抑えたいのであれば、ラム式洗濯乾燥機を購入すべきです。

また、先ほど紹介した通り、ランニングコストもドラム式洗濯乾燥機のほうが安価です。
乾燥にかかる電気代は、1回あたり約28円と、ガス式でのガス代と比較しても約半分程度になっています。

 

②洗濯機から乾燥機への移し替えが不要

写真引用:Panasonic 公式サイト

洗濯機と乾燥機が別々のタイプでは、洗い終えた洗濯物を乾燥機に入れ替える「移し替え」が必要です。

一方でドラム式洗濯乾燥機の場合は、洗濯から乾燥まで、全自動で機械がやってくれます。

つまり、洗濯工程が終わると勝手に乾燥工程に移行しますのでとても楽ですし、また洗濯物が濡れた状態で長時間、洗濯機の中に滞留することもありませんので、菌が繁殖しにくく衛生的でもあります。

 

③省スペース

写真引用:リンナイ 公式サイト

「乾太くん」の場合、洗濯機とは別に置場が必要です。

一方でドラム式洗濯乾燥機は、洗濯機と乾燥機の一体型ですので、追加のスペースをあまり必要としません。

ランドリールーム内を圧迫しないという点も、ドラム式洗濯乾燥機の大きなメリットかと思います。

 

④換気が不要

実はガス式乾燥機は排気が発生します。
そのため、自動で屋外に排気ができるよう排気管を取り付けるのが一般的です。

これはもちろん、素人にはできませんので、外部業者に工事を依頼することになります。
頻度は多くありませんが、これから長く家に住んでいく上で、何度か交換やメンテナンスで排気管をいじる必要もあるでしょうから、そういった対応をしていかなければならないのは、ガス式衣類乾燥機のデメリットといえるでしょう。

ドラム式洗濯乾燥機は、上記のような工事はもちろん、不要です。

 

「乾太くん」が優れているところ

このようにドラム式洗濯乾燥機は、その技術進化により実はメリットが多く存在します。
しかし、とはいいつつも、やはり「乾太くん」のほうが優れている点も残っています。

ここではそんな「乾太くん」のメリットを紹介していきたいと思います。

①乾燥時間が短い

写真引用:リンナイ 公式サイト

何といっても乾燥機ですので、乾燥時間がいかに短いかは大事な指標の一つです。
その点に関していえば、まだ「乾太くん」に敵うドラム式洗濯乾燥機はありません。
例えば6kgの洗濯物を乾かす場合、ドラム式洗濯乾燥機では最速で100分ほどかかるのに対して、「乾太くん」は60分程度で完了と圧倒的なスピードを誇ります。

 

②洗濯機と同時に動かせる

「乾太くん」は、乾燥専用機なので、別に洗濯機が必要になります。
つまり、裏を返せば、洗濯機が選択中であってもそうでなくても、乾燥機を動かすことができるということで、例えば一回の洗濯では洗濯物全てが洗えないような場合は、洗濯機を連続で回しながら、平行して乾燥機で乾燥もできるので、効率的に洗濯と乾燥を進めることができます。

このように、乾燥させることに対しては、やはり専用機なだけあって、いかにドラム式洗濯乾燥機が進歩しても、「乾太くん」のほうが優れているようです。

 

私が「乾太くん」をやめた理由

では、これらを踏まえて、なぜ私が「乾太くん」を止めて、ドラム式洗濯乾燥機を選んだのか理由を説明したいと思います。

(ここまでお読みいただいた方であれば、凡そ検討がついているかと思いますが。)

ドラム式洗濯乾燥機がよいか、「乾太くん」がよいか、合理的な指標を1つ上げるとすれば、それは「乾燥機を1日に使う回数」になります。

つまり、乾燥時間が長く、かつ乾燥中は洗濯できないドラム式洗濯乾燥機では、例えば大家族のような洗濯物が毎日大量にでる家庭で、1日に何回も乾燥が必要だと、純粋に処理しきれないという事態もおきると思います。

一方で、そこまで洗濯物が多くない、もしくは洗濯物が多くても乾燥は天日干しなどの自然乾燥も併用するから乾燥が洗濯の律速にならない、という家庭であれば、ドラム式洗濯乾燥機を選択したほうが、経済的に優れています。

あくまで私の個人的な感覚ではありますが、平均して1日3回以上乾燥機を使う方は、「乾太くん」を選ぶべきではないでしょうか。

我が家の場合は、そこまで多く乾燥機を使いませんので、ドラム式洗濯乾燥機のほうがあっていると考えたわけです。

 

まとめ

最後にまとめたいと思います。

今回は「乾太くん、買うのやめた」と題して、ガス式衣類乾燥機とドラム式洗濯乾燥機の違いや、私がドラム式洗濯乾燥機を購入した理由を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

ちなみに、ネット上のレビューで、「乾太くんは、仕上がりがふわふわでよい」という意見をよく見かけました。

私も「乾太くん」は使ったことがありませんので、もしかしたら本当にすっごいふわふわなのかもしれませんが、ドラム式洗濯乾燥機でも乾燥後の衣類やタオルはふっくらとしていますので、私的には、品質的にはドラム式洗濯乾燥機でも問題ないと思っております。

ちなみに私はパナソニック製のドラム式洗濯乾燥機を使用しています。

各社ごとでの違いをまとめた記事もそのうち出していきたいと思いますので、もしよければそちらも参考に読んでいただければと思います。

それでは今回はこの辺で終わりたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

どうもありがとうございました!