玄関を広く見せる9つの工夫
玄関は、家の第一印象を決める場所です。玄関ホールの広さの記事でも書きましたが、できれば広くしたい。でも、限られた延床面積の中で広い玄関をつくるのは、なかなか難しいんですよね。
うちの玄関は3.5畳です。決して広くはありません。だからこそ、面積を増やすのではなく「広く見せる工夫」で、実際よりゆったり感じられるようにしています。
この記事では、そのときに考えた工夫を9つ紹介します。
~この記事の内容~
「広く見える」は、目の錯覚でつくれる
玄関の広さは、実際の面積だけで決まるわけではありません。
- 視線が奥まで抜けるか
- 明るいか
- 色と素材
- 段差の大きさ
この4つを組み合わせるだけで、1〜2畳分くらい広く感じる玄関になります。
工夫①|視線の抜けをつくる
玄関ホールから廊下、リビングまで、まっすぐ視線が抜けるようにすると、奥行きを感じます。逆に、入ってすぐ壁にぶつかる玄関は、どうしても狭く見えます。
- 玄関 → 廊下 → リビングが一直線に見える
- ドアにガラスの入ったものを使う
- 正面に大きな窓を置く
工夫②|光をたっぷり入れる
明るい玄関は、それだけで広く感じます。暗くなりがちな場所なので、光の入れ方は図面の段階で確認しておいてください。
- 玄関ドアにスリット窓
- ホールの高いところにFIX窓(開かない窓)
- 階段の窓から光を取り込む
自然光が入る玄関は、面積以上の開放感があります。
工夫③|色と素材
- 床:明るめのタイルや大理石調
- 壁:白系・ライトグレー
- 天井:高く見える明るい色
明るい色でまとめるだけで、空間はかなり広く見えます。内装の色選びはマイホームの人気仕様まとめ(内装編)にも書いています。
工夫④|大きなタイルを使う
- 600mm角以上の大判タイルにする
- 目地が少ないと、床がつながって広く見える
- ホテルやモデルハウスのような雰囲気になる
工事費はふつうのタイルより20〜40%高くなります。でも、見た目の広がりはかなり違います。
工夫⑤|段差を小さくする
玄関の上がり框(段差)は、10cmくらいに抑えるのがおすすめです。段差が大きいと、それだけで圧迫感が出ます。
- 段差が小さいと、またがなくていいので広く感じる
- バリアフリーにもなる
- 高齢の親も遊びに来やすい
工夫⑥|シューズクロークで物を隠す
玄関を広く見せるいちばんのカギは、実はこれだと思っています。
マイホームの収納で後悔しない記事でも書きましたが、シューズクロークに靴・傘・レジャー用品までまとめておくと、玄関ホールに物が出ません。
- 靴・傘・コートを全部隠せる
- 玄関ホールがすっきりする
- ごちゃごちゃした物が目に入らない
どんなに工夫しても、物が出ていたら台無しです。
工夫⑦|間接照明
- ホールの壁を照らす間接照明
- 足元を照らすフットライト
- ペンダントライト
夜の玄関の雰囲気が一気に変わって、ホテルのような落ち着いた空間になります。
工夫⑧|鏡を使う
玄関に大きな鏡を付けると、
- 空間が倍くらいに見える
- 出かける前に身だしなみをチェックできる
- 風水的にもいいと言われる
ただ、位置と高さは要注意です。ドアを開けた瞬間に自分と目が合う位置は、ちょっとびっくりします。付ける場所はよく考えてください。
工夫⑨|小物は最小限に
- 飾り棚は1〜2か所まで
- 観葉植物は1鉢
- DMや郵便物は、すぐしまう
「シンプル=広く見える」。これが玄関の鉄則です。物が多いと、ここまでの工夫が全部台無しになります。
逆に、狭く見えてしまうパターン
こうなると、広く見せる効果が出にくいです。
- 床や壁が暗い色
- 細かいタイル(目地が多い)
- 大きな靴箱がホールを圧迫している
- 物が多くてごちゃごちゃ
- 段差が大きい
面積より「見せ方」
玄関を広く見せるコツは、視線の抜け・明るさ・色と素材の組み合わせです。
うちの3.5畳の玄関も、こうした工夫で実際よりずっとゆったり感じられるようになりました。面積が取れないと悩んでいるなら、「広くする」より「広く見せる」で考えてみてください。
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