トヨタホームの屋根材はどれがいい?
こんにちは、よぱたぬです😊
今回は、「トヨタホームの屋根材選び」について、実際に家を建てた経験をもとにまとめてみました。
正直、家づくりの打ち合わせ中でも、屋根材ってなかなか注目されにくい部分ですよね。
私自身もマイホームを建てるまでは、「屋根って何を選べばいいの?」と、よく分かっていませんでした。
でも調べてみると、屋根材にはいくつか種類があって、
選ぶ素材によって「見た目」も「性能」も意外と大きく変わってくるんです。
この記事では、私が実際に調べたこと・悩んだことをわかりやすく整理してお伝えしていきます。
これからトヨタホームで家を建てる方や、屋根選びで迷っている方の参考になればうれしいです。
それでは、さっそく見ていきましょう🏡
屋根材の主な種類はこの3つ!
まずは、トヨタホームで選べる屋根材の種類についてご紹介します。
細かく見れば他にも選択肢はありますが、現在の住宅で主に使われているのは次の3種類です👇
💡 どれを選ぶかによって、見た目の印象・価格・耐久性・メンテナンス性などが変わってくるので、しっかり特徴を押さえておきたいですね。
🏠 主な屋根材の種類
✅ 瓦(かわら)
✅ スレート材(コロニアル・カラーベスト)
✅ ガルバリウム鋼板(金属屋根)
このあと、それぞれの特徴を簡単に解説していきますね!
【瓦】日本伝統の重厚感ある屋根材
「瓦」は、昔から日本家屋に使われてきた伝統的な屋根材です。
中でも粘土瓦が一般的で、近年ではこれを「本瓦」と呼んで区別することもあります。
粘土瓦は以下の2種類に分類されます:
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釉薬瓦(ゆうやくがわら):表面に釉薬をかけて焼いた光沢のある瓦
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無釉薬瓦(むゆうやくがわら):素焼きのマットな風合いが特徴
耐久性に優れており、メンテナンス頻度が少なく済むのがメリットです。一方で重量があるため、耐震設計には注意が必要です。
【スレート】コストとバランスに優れた定番屋根材
「スレート」は、セメントと繊維素材を高圧で成型し、塗装を施した板状の屋根材です。
「コロニアル」や「カラーベスト」とも呼ばれ、現在の住宅で最も普及しているタイプです。
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軽量かつコストパフォーマンスに優れる
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デザインのバリエーションも豊富
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ただし、定期的な塗装メンテナンスが必要
【ガルバリウム鋼板】現代的でスマートな屋根材
「ガルバリウム」は、アルミと亜鉛の合金でできた金属素材で、軽量かつ高耐久。屋根材だけでなく外壁にもよく使われます。
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シャープで洗練されたデザイン
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サビに強く、耐久性も高い
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金属製なので断熱対策や防音対策は必要
最近ではSNSでも人気があり、特にシンプルモダン系の住宅で選ばれることが増えています。
有名な採用例として、2009年に改修された阪神甲子園球場でも使われているんですよ。
トヨタホームで選べる屋根材は?
トヨタホーム(SINCEシリーズ)では、現在以下の2種類から選択可能です。
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スレート系屋根材(商品名:コロニアルグラッサ)
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釉薬瓦
※公式カタログには記載がありませんが、「ガルバリウム屋根」は特別対応で採用できる可能性もあるようです。気になる方はぜひ営業担当に確認してみてください。
① コロニアルグラッサ(スレート屋根)
トヨタホームで採用されているスレート系屋根材「コロニアルグラッサ」は、ケイミュー株式会社が開発した人気商品です。
✅ 高耐久なスレート屋根材
スレート屋根といえば、コストは抑えられるものの耐久性がやや弱いというイメージがあるかもしれません。
ですが「コロニアルグラッサ」は、表面に無機塗装処理を施すことで、従来のスレートに比べて圧倒的に長寿命化されています。
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耐用年数:約30年(メーカー試算)
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一般的なスレート材の約3倍の耐久性!
この数字は非常に頼もしいですね✨
✅ カラーバリエーションが豊富
コロニアルグラッサは色展開も豊富で、ナチュラル系を中心に多数のカラーが選べます。
さらに、将来的に塗り直しができるのもスレート屋根のメリットのひとつ。
リフォームの際に屋根の色を変えることで、外観をガラッと変える楽しみも味わえます♪
⚠ メンテナンスは定期的に必要
一方で、注意点もあります。
スレート屋根の主成分はセメント。もともと水を吸いやすい性質のため、塗膜が劣化すると内部に水分が侵入しやすくなります。
その結果:
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反りやひび割れ
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雨漏りリスクの増加
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構造体への悪影響
といったトラブルに繋がる恐れも。
とくに屋根は普段目が届きにくい場所なので、気づいたときには劣化が進んでいた…なんてケースも珍しくありません。
メーカーでは、約10年ごとの点検・再塗装が推奨されています。
また、寿命の目安である30年を超えると全面張り替えの検討も必要になります。
⚠ デザイン面でやや好みが分かれる?
コロニアルグラッサはスマートな印象ですが、瓦屋根に比べるとやや重厚感に欠けると感じる方もいるかもしれません。
見た目に「軽さ」を感じてしまい、ややチープに見えるという声もあるようです。
✅ まとめ|コストと性能のバランスが取れた選択肢
コロニアルグラッサは「価格」「性能」「デザイン」のバランスが取れた優秀な屋根材です。
ただし、定期的なメンテナンスは必須。長く安心して使うためには、維持コストも含めて計画するのがおすすめです!

② 瓦屋根
続いて、トヨタホームで選べるもうひとつの屋根材「瓦屋根」についてご紹介します。
トヨタホームの瓦は「釉薬瓦」や「厚型陶器瓦」と呼ばれるタイプで、いわゆる“昔ながらの瓦”に近いものです。
🔸 瓦屋根の魅力とメリット
瓦の最大のメリットは、なんといっても耐久性です!
変色や劣化が起こりにくく、ほとんどメンテナンスいらずで長持ちします。
実際、瓦は「50年持つ」とも言われるほどで、定期的な塗装や葺き替えの必要がないのは大きなメリットですよね。
また瓦は断熱性や遮音性にも優れていて、夏の強い日差しや雨音をしっかり遮ってくれます。
デザイン的にも重厚感があり、「屋根に風格を出したい」「落ち着いた雰囲気が好き」という方にはぴったりです。
💬 実際、私は展示場で初めて釉薬瓦を見たときに「おぉ…高級感あるなぁ」とちょっと感動しました(笑)
🔸 瓦屋根の注意点とデメリット
とはいえ、メリットばかりではありません。
まず価格はスレート屋根より高めですし、なにより重さがネックになります。
瓦屋根は、家全体でクルマ1台分ほどの重さになると言われています。
高い位置にそれだけの重量物がのるわけですから、当然、地震時の揺れにも影響してしまうわけですね。
実際、阪神淡路大震災や熊本地震では、瓦屋根の重さが原因で倒壊した住宅もありました。
🔸 でも、トヨタホームなら大丈夫?
この点、トヨタホームの強みが活きてきます✨
トヨタホームでは、構造計算をきちんと実施した上で「耐震等級3」を標準で確保していますし、構造体も頑丈な鉄骨造です。
だから私は「屋根の重さが心配で瓦はやめようかな…」とまでは考えませんでした。
むしろ、安心できる構造だからこそ瓦を選べるというのが、トヨタホームの魅力のひとつだと思います。😊
トヨタホームで選べる4種類の瓦をご紹介!
さてここからは、トヨタホームで実際に選べる4つの瓦のバリエーションをご紹介していきます✨
それぞれ見た目や特徴が違うので、自分の好みに合うものを選ぶ参考にしてみてください!

■ セラムF3(新東株式会社)
セラムF3は、美しい流れ模様が印象的な瓦です。
実はこの模様、ただのデザインではなく、雨水を拡散させて汚れがつきにくくなる効果もあるという、見た目と機能性を兼ね備えた瓦なんです。
コロニアルグラッサやガルバリウムにはない、「瓦らしさ」全開の存在感が魅力。
「せっかく瓦屋根にするなら、しっかり主張したい!」という方にはぴったりの選択肢だと思います😊
■ スーパートライ110 サンレイ(株式会社鶴弥)
こちらはまるっとした形状と優しいアースカラーが特徴の、かわいらしいデザインの瓦です。
地中海風のナチュラルテイストな洋風住宅にぴったりで、明るめのカラーも多く選べます。
「南欧風の家にしたい」「かわいらしい印象にしたい」という方には、まさに“どストライク”かもしれません🌿
⚠ ひとつ注意点としては、太陽光パネルの設置に対応していないので、太陽光を検討している方はご注意を!
■ スーパートライ110 スマート
スーパートライシリーズの中でも一番シンプルなデザインです。
フラットで控えめな見た目なので、和風・洋風どちらにも合わせやすい万能選手という印象。
瓦の中では比較的軽量・お手頃価格で、太陽光パネルの設置もOKという、まさにオールラウンダー!
特に「クールブラック」「クールブラウン」といった特殊塗装仕様は、赤外線を反射して夏場の暑さを抑える効果もあるそうです。
個人的にもかなりおすすめです👍
ただし、見た目はかなりスッキリしているので、「ザ・瓦の重厚感」を求めている方にはちょっと物足りないかもしれません。
■ スーパートライ110 タイプI
こちらは、最も重厚感のあるデザインが特徴。
厚みのある凹凸が、昔ながらの和瓦に近い雰囲気を演出してくれます。
屋根が広く見える平屋住宅や大屋根スタイルとの相性が抜群で、仕上がりはまさに「The 邸宅」✨
落ち着いた雰囲気や、格式の高さを感じさせる外観を目指したい方にはうってつけの選択肢です。
もちろん価格は少しお高めにはなりますが、その存在感は圧巻ですよ!
いかがでしょうか?
それぞれの瓦に個性があって迷ってしまいますが、外観のイメージに合うかどうかを想像しながら選ぶと、失敗しにくいと思います😊
迷ったときは外壁や外構とのバランスも合わせて考えるといいですね。
まとめ|コロニアルグラッサ vs 瓦、あなたはどっち派?
最後に、今回ご紹介した「コロニアルグラッサ」と「瓦屋根」の特徴を、比較表にしてみました👇
※初期コストは、私が実際に見積もってもらったときのおおよその差です。
項目 | コロニアルグラッサ | 瓦屋根 |
---|---|---|
初期コスト | ◎(瓦より約30〜50万円安い) | △(高め) |
耐久性・寿命 | △(30年程度、要定期点検) | ◎(半永久的、メンテナンス不要も) |
デザイン性 | ◯(カラー豊富・軽快) | ◎(重厚感あり種類も豊富) |
メンテナンス性 | △(10年ごと点検・塗り替え) | ◎(基本的に不要) |
太陽光との相性 | ◎(全対応) | △(商品によって非対応あり) |
正直、初期コストだけを見るとコロニアルグラッサが魅力的に見えますが、
長期的なメンテナンス費や耐久性を考えると、瓦屋根の方が結果的にお得になる可能性もあります。
私自身はというと、コロニアルグラッサの見た目があまり好みではなかったこと、
そしてライフサイクルコスト(生涯コスト)も含めて検討した結果、瓦屋根を選びました。
デザインは人それぞれの好みもありますし、実際の屋根の印象ってカタログだけではわかりづらいんですよね。
もしイメージが湧きにくい方は、分譲地やモデルハウスを歩いて“ルーフウォッチング”してみるのがオススメです👀🏠
「この屋根、かっこいいな!」「この色、好みだな」と思える屋根に出会えるかもしれません😊
それでは今回はこのあたりで。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
よろしければ、他の記事もぜひのぞいていってくださいね。
🧾 参考:2025年現在の一般的な屋根材価格(材料+施工費込)
以下は、住宅業界で使われている屋根材の一般的な単価目安です。施工条件や地域差、キャンペーン等によって価格は変動しますので、あくまで目安としてご覧ください。
屋根材 | 単価目安(円/㎡) | 特徴 |
---|---|---|
コロニアルグラッサ(スレート) | 約6,000〜9,000円 | 軽量・安価・メンテナンス必要 |
釉薬瓦・陶器瓦(瓦屋根) | 約10,000〜13,000円 | 重厚感・高耐久・高コスト |
ガルバリウム鋼板 | 約9,000〜12,000円 | 軽量・耐久性◯・断熱性は素材次第 |